小学校を大切にする

流入の無い小さな商圏では、大きな商圏よりも殊更に、

「どんな人が周辺に住んでいて」
「どんなニーズがあるのか」

を、細かく見ていくことが、繁盛の鍵になります。

 

というようなことは、以前に書いた記事でも、お話ししました。

その一例として、商圏内に「幼稚園」があると、
飲食店は繁盛する傾向にあるという話についても、
以下の記事で書かせていただきました。

 

 

さて今回は、同じように小商圏でのポイントとして、

「小学校」

をピックアップします。

 

 

小さな商圏で繁盛するために大切なこと

幼稚園と同様、小学校についても多くの人が、

「自分のお店は小学生はお客さんにならないから関係ない」

とお考えになるかもしれません。

しかし、よくよく考え直していただけると、
もしかしたらそれは、思い違いかもしれません。

 

 

広域から多くの購買客が流入してくる、
新宿や渋谷、梅田や神戸や博多天神などの、
きわめて大きな商圏ならいざ知らず・・・・

基本的に地元客がメイン客層になるような商圏では、

「いかにお店と地域との結びつきを強めるか」

ということが、非常に重要なポイントになります。

 

その地域に馴染めない、地元の人たちに愛されないお店は、
すぐさま廃れて消えていってしまいます。

こうしたことは、各地にある地元住民が利用する商店街において、
ナショナルチェーンが軒並み失敗傾向にあることからも、
疑いようのないことなのです。

本来どんなに集客力があるブランドであっても、
地元住民から嫌われてしまったお店は、
挽回を図る余地もなく撤退することさえあります。

 

そうならないために、地元の人々と、
仲良くなることが大切になってくるのです。

そして、そのカギを握るのが「小学校」というわけなのです。

それはなぜなのか、順を追って説明していきます。

 

 

なぜ小学校が繁盛に重要なのか

まず、お店が繁盛するためには、
たくさんのお客さんが来てくれなければいけません。

そして、お客さんがお店に来てくれるためには、
そのお店に、自分たちが気に入ったものがある、
ということを知っていなければなりません。

ハンバーグが好きな人は、そのお店に、
ハンバーグがあることを知っているから、行くのです。

 

しかし、人間は何かを、
「突然好きになる」
「突然気に入ってしまう」
ということはほとんどありません。

好きなもの、嗜好については、
小さい頃からの習慣や親しみの経験が、
とても大きく関係してくるのです。

特に飲食においては、
アルコール類や香辛料などの特別なものを除き、
小さい頃からの習慣によって、
好き嫌いの大部分が形成されます。

すなわち早く親しめば、早く好きになります。
早く好きになれば、大人になってもその味覚は忘れられません。

それはチョコレートであれ、
ハンバーガーであれ、
ラーメンであれ、
お寿司であれ、
共通していることです。

 

ということは・・・・
地域の人に、将来に渡って末長く来店してもらうことを考えたら、一部の例外食を除いて、
小さい頃からお店に慣れ親しんでもらうことがとても大切だということです。

 

 

なお、その際、
「必ずしも食べてもらわなければならない」
ということはありません。

例えば、ファミリーレストランにて、
お子様ランチなら食べることができる子供たちは、
そのお店での「食事体験」そのものを通して、
そのお店のことが好きになります。

そして、味覚が安定してきた大人になっても、
子どもの頃と変わらず来店してくれます。

要するに、子どものうちに来店経験をして、
楽しい思い出が作られることが大事なのです。

 

これが、「地域で長くお店を続けていくこと」の秘訣です。

 

 

ナショナルチェーンの中には、
このことをよく知っている企業も多くあります。

特に、ファストフードやファミリーレストランは、
こうした理由もあって、子どもたちを大事にするのです。

わざわざお子様用のメニューを作るのは、
大切な「未来のお客さん」作りの一環でもあったわけです。

こうした、子どもを取り込むような工夫は、
ファストフードやファミリーレストランに限った話じゃなく、
もちろん、ラーメン店がやっても良いですし、
コーヒーショップや居酒屋だからといって、
「うちは子供向けのお店ではない」と、
諦める必要はありません。

 

どうやって小学校に働きかけるか

そして、ここで、
「小学校」に働きかけましょう、
という話になります。

その方法として、具体的には、
例えば社会見学の一環として見てもらうことです。

 

情操教育の一環として、お店に来てもらい、
店内の絵を描いてもらいましょう。
作文だって良いのです。

そして、それらの絵を店内に貼りだすのです。

「〇〇店通信」などのように、
新聞を臨時に手作りしたって良いと思います。

それを無料で地域に配れば、
地元住民へのあなたの店への関心度は、
一気に高まる可能性があります。

 

 

地域の繋がりを大切にする姿勢を見せる

今、目の前の売上げしか見えていなければ、
子供の存在を軽視してしまうかもしれません。

「ファミリー」という括りで子どもを直接的にターゲットにできる業態ならまだしも、
基本的に子どもが来店することはないという業態であれば、
「直接のターゲットではない」というだけで、
子供を取り込む工夫をする気にはなれないかもしれません。

 

しかしながら・・・・

そんなお店の姿勢を、地域の人々はしっかり見ています。

そして、繰り返しになりますが、小商圏でのお店の繁盛は、
「地元の人々に好かれるお店になること」が必要不可欠です。

 

 

「このお店は、地域の子供たちをも大切にしてくれる」

 

そんなふうに地域に受け入れてもらえれば、
大人たち、つまり直接のターゲット層だって、
そのお店を利用する気になりやすいはずなのです。

今目の前の売上げには、もしかしたら子どもは関係ないかもしれません。
しかし、将来の売上げは、今の子どもたちが、大人になってもたらしてくれるものです。

 

いえ、もしかしたら・・・・そのお店が素敵な場所だと分かれば、
今すぐ、大人たちを引き連れやって来てくれるかもしれません。

地域の子供たち、小学校と仲良くなり、
盤石な人との繋がりを作っていくようにしましょう。

個人店であっても、チェーン店であっても。

 

 

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