最適な内装を作るには

今回は、お店の「立地」とは少し違う、「中身」に近いことについてです。
 
お店にとって最適な内装を作るためのポイントについて、
書いていきたいと思います。

 

 

とりわけ飲食店では、客席やテーブルを配置しなければなりませんから、
お店の雰囲気をデザインするための内装はもちろんのこと、
効率的に営業できる内装設計が、きわめて重要になってきます。
 
そうしたことを考えるにあたって、
ポイントは3つです。

 

なるべく正方形に近い物件を選ぶ

お店の入口間口の広さに対して、奥行きが、
その何倍もあるような形をした物件を、俗に、
 
「うなぎの寝床」
 
と呼びます。
奥に向かって細長い形状が、まさにぴったりな呼び名です。

 

極端な例では、間口が2mしかないのに、
奥行きだけは30m近くあるという場合もあります。
 
これでは、面積だけ見れば20坪近くあることにはなりますが、
使い勝手の悪い物件と言わざるを得ません。

 

 

一般的には、どのような業種業態においても、
正方形に近い空間が確保されていることが望ましいものです。
 
店舗の内装を設計する際、オペレーションの効率を良くするためには、
なるべく正方形に近い形の物件を選んだ方が、
どんな設計をするにしても融通がききやすいのですから。

 

 

自由席の比率を増やす

また、とりわけ飲食店など、お客さんが座る席やテーブルを設ける必要がある業態の場合、
注意しなければならないことのひとつに、
 
「固定席と自由席の比率」
 
があります。
固定席は、カウンターを含む、床に固定しておく席です。
一方で自由席は、自由に移動可能な席のことです。

 

これについては、初めてお店を出すような場合には、
なるべく自由席の比率を多くしておくべきです。
 
そして開店後に、何人で来るお客さんが多いのか、
統計を取って調べてみましょう。
 
1人で来る人、
2人で来る人、
3人以上で来る人・・・・
 
それらの比率を調べて、それに合わせて徐々に、
固定席と自由席の数であったり、
2人用テーブルと4人用テーブルの数であったり、
そうしたものを変えて調整していくのです。
 
そうすることによって、面積・形に最適な客席状態を作ることができます。

 

 

 

「左回りの心理」を活用する

店内が狭い場合など、適用できない場合もあるのですが、
ある程度広い空間を確保できている場合には、
 
「左回りの心理」
 
に配慮することも大切です。
これは、
 
「人は向かって左側にあるものに対しては安心感を抱くが、
右側にあるものに対しては警戒心を抱く」

 
という心理法則です。

 

そのため、お店に入った時も、左手側にあるものに対しては、
安心して眺めることができます。
 
また、客席に案内される時も、左側に商品や客席が見えて、
左回りに歩くように順路ができていれば安心しやすく、
逆に、右回りに歩くような構造だと、不安を抱いてしまうのです。
 
これは、すぐにはピンとこない人もいるかもしれませんが、
実際に認知心理学などの世界で多く観察され、
大手FRチェーンをはじめ、この心理法則を取り入れている企業は、
実はとても多く存在しています。
 
例えば、こうした記事があります。

 
興味がある方は、ぜひもっと調べてみてください。

 

 

 

店舗の内装を設計する時は、雰囲気やイメージも大切ですが、
ぜひこれら3つのポイントを踏まえて、
最適な状態の内装にできるよう、心がけてみてください。
 

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