繁盛する商圏を見つけるためには?

よく、

「繁盛する商圏を見つけるには、
どんなところに着目したらいいですか?」

と聞かれることがあります。

 

その、一番スタンダードな答えは当然、

「流入性向が強いところです」

というものですが・・・・

 

ただそう言いきってしまうと、

「結局は大商圏に限られるんですね・・・・」

とがっかりさせてしまうことにもなります。

 

そのため、もう少し、角度を変えた話をします。

 

 

小商圏における着目ポイント

例えば、この以前の記事に書きましたように、
流入の少ない商圏であっても、ポイントを押さえることで、
お店を繁盛させることは可能です。

この記事では、小さな商圏での目の付けどころとして、
「ホテル」を挙げていますが・・・

他にも、
「商圏内にこういう施設があるか見るといいですよ」
というポイントはいくつかあります。

そのうちのひとつが、タイトルにもあるように、

『幼稚園』

なのです。

 

幼稚園がお店に利益をもたらしてくれる理由

もちろん、当然のことですが、
幼稚園児が直接お客さんになる、
という意味ではありません。

ここで目を付けるべきは、
その園児たちの「保護者」たちなのです。

とりわけ女性、つまりは母親ですね。

 

お子さんがいらっしゃる方々はイメージしやすいかもしれませんが、
幼稚園に通う子どもがいる家庭においては、
その子どもを送り迎えするという日常行動が発生します。

そして、送っていってから、迎えに行くまでの数時間、
空白の時間帯が生まれるのです。

その時間において、「母親」たちは、
互いの情報交換の場を必要とします。

いわゆる、「ママ友付き合い」というものです。

少なくて2人から、多くて10数人が集まれる場所が、
そうした地域では、強く必要とされます。

したがって、
「母親」たちが集まりやすい場所に、
カフェなど、空間がある程度広く取れる飲食店があると、
そこが、彼女たちの「溜まり場」となるのです。

そのニーズや利用動機を鑑みると、
彼女たちは、一般のお客さんに比べ、
ずっとリピート率は高いでしょう。

 

こうした理由で、
住宅街の中など、商業流入がまったく無いエリアで、
異様に席が埋まっているお店があります。

そうしたお店の、平日昼間の客層を見てみると、
なるほどやはり、見るからに主婦という方々が大半です。

そうした人たちは、高確率で「ママ友」か、
それに近い関係性でしょう。

 

小商圏では周辺住民のニーズにフォーカスを

このような理由、経緯から見て、
500m圏の小売販売額が200億円未満のリトルマーケットにおいて、
「幼稚園」の存在は、馬鹿にできません。

母親たちは、お客さんとして、
客単価や回転率の面ではそれほど良質ではないかもしれません。

しかしその一方で、きわめて高いリピート率をあげてくれるのです。

このことは、地域のコミュニティにお店が溶け込むチャンスでもあります。
その、「ママ友」グループにお店が気に入られることで、
彼女らを発信源として口コミが拡がり、お店の認知は効率的に進むことが期待できます。

そうした効果を生む可能性が高いのも、
「幼稚園」が近くにある物件の特徴です。

 

 

流入の無い商圏に飲食店を出店する場合は、
幼稚園があるかないか、ということを、
意識してみてください。

そして、

「母親たちの情報交換の場」

として、優れた空間作りができれば、
そのお店は繁盛する可能性が高いでしょう。

 

 

このように、小さな商圏では、
大きな商圏よりも殊更に、

「どんな人が周辺に住んでいて」
「どんなニーズがあるのか」

を、細かく見ていくことが、
繁盛の鍵になります。

「ホテル」や「幼稚園」の他にも、
その商圏で何がポイントになるのか、
じっくり観察してみてください。
 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事