ホテルランドマーク名古屋

流入の大きいエリアに出店することが望ましいものの・・・・

出店立地で最も重要なのは、「商圏」であるということは、
これまでにも何度もお話してきました。
 
商圏の範囲が狭かったり、そのポテンシャルが小さかったりすれば、
どんなに素晴らしい商品やサービスを売っているお店でも、
今一つ売上げは伸び悩んでしまうものです。


小さな街の駅前一等地・・・・つまりミクロ的な立地は最高であっても、
そもそも来店してくれるお客さんの数自体が少ないようでは、
大きな繁盛はあまり望めません。

 

 

こうしたことは、こちらにも書いてあります。

<参考>

 

この記事にもあるように、小売業年間販売額が800億円以上の、
いわゆる、広域以上のマーケット
 
多くの飲食業や小売業においては特に、
そうしたマーケットへの出店が、繁盛のカギを握っています。

 

 

 

しかしながら・・・・
 
実際に出店していこうとエリアを探し始めると、
そうした流入の大きいマーケットばかりではないことに、すぐ気づくでしょう。

 
広域以上のマーケットというのは、日本中を探しても数えるほどしかありませんし、
広くて十分な商圏を、必ずしも確保できるとは限りません。

したがって、現実的に多店舗展開を目指すなら、

小さなマーケットや狭い商圏でいかに闘っていくか

ということを考えることも、戦略として非常に重要になってくるのです。

 

そこで今回は、そうした大きな流入の無い商圏への出店において、
繁盛のポイントになるようなことについてお話します。

 

 

 

 

リトルマーケットにおける貴重なポテンシャル発生源

そういった小さな商圏においてポイントとなること、
その最たるものが、

『ホテル』

です。

 

アパホテル巣鴨
(アパホテル巣鴨)

東急ステイ四谷
(東急ステイ四谷)

 

中堅クラス以上の都市には、必ずといっていいほど、
ビジネスホテルやシティホテルが複数あります。
 
一般的にホテルのレストランの価格帯は相場より高く、
ホテル外で食事を取る人が少なくありません
自動販売機ですら、ホテル内は高いですよね。
 
 
つまりは、ホテル宿泊客のニーズが、必ずしもホテルの中だけで
満たされているとは限らない
ということです。
 
ですから、そのような人たちを主なターゲットとして狙うことは、
賢いやり方のひとつと言えます。

とりわけ、出張で来ているような人を取りこむ「ちょい飲み」業態や、

コンビニなどでは、ホテルの宿泊客を狙うことで、
成果をあげている事例も多くあります。

 

 

 

そのエリアにいるターゲットを絞り込む

このようにして、「ターゲットを絞り込む」ということが、
小さな商圏においては、とりわけ重要になってきます。
 
商圏が狭かったり偏っていたりするエリアでは、
「こんな人もあんな人もお客さんにしたい」
と欲張りすぎてしまうと、かえって逆効果なのです。
 
勇気が要ることではありますが、周辺をよく観察した上で、
「この人たちだけは絶対にお客さんにしたい!」
と思える人たちを選び、絞ることが大切なのです。

 

 

ホテルの他にも、例えば、
中小の工場や、零細事業所が密集したエリアや、
周辺に大きな工事現場があるような場合も、
同様のことが言えます。
 
工事現場

ただし、気を付けなければいけないこととして、
このような場所は、
景気が良い時は多くの需要が発生するものの、
ひとたび景気が悪くなると、一気に消費が冷え込むリスクもあります。
 
そのため、そもそも「なるべく出店コストをかけない」ということを、
意識する必要があります。
 
「500万円売れるエリアではあるが、300万円で赤字にはならない」
というような店作りをすることが求められます。

 

 

 

その他の小商圏立地のチェックポイント

他にも考えるべきポイントはあります。 
 
商圏が狭い、ポテンシャルが小さいエリアであったとしても、
以下のようなことは大きなプラスに働く可能性があるので、
こうした特徴が無いか、しっかりチェックしましょう。

 

■街としての成熟度が低い
■新しい店が少ない
■新駅である
■大型商業施設がない
■大きな事業所ビルが建設されたばかり
■新興住宅地が近くにある

 

といったことなどです。

 

このような特徴があるエリアとは、
マーケットしてのポテンシャルは小さいものの、

 
「需要と供給のバランスが偏っている(需要過多)」
 
という状態になっているケースが多いのです。
 
街として、外からの購買客の流入はなくても、
お店が少なく、地域住民も食事に困るような場所だったら、
飲食店を出店すれば、高い売上げを期待できますよね。
 
そういうことです。

 

 

 

 

小商圏への出店戦略が多店舗展開の明暗を分ける

改めて書きますが、ショップビジネスを展開するのに、
大きなマーケットを狙っていくことはとても大切です。
 
しかし、多店舗展開を視野に入れた時、
狭い商圏でどううまくやっていくかが、
チェーンの明暗を分ける
ことになります。

しっかりとターゲットを絞り、

どんな人にどれだけ需要があるのかを考えながら、
盤石な出店をしていっていただければと思います。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事