学生をメインターゲットにする時

お店のメインターゲットを考える

新しく出店するお店の業態を考える時、

「ターゲット」

を決めることは、非常に大切です。
 
サラリーマンなのか、
主婦なのか、
購買客なのか、
観光の外国人なのか・・・・
 
どんな人にお店に来てほしいかによって、
例えば同じ「居酒屋」だとしても、メニューや内装を含め、
大きくコンセプトが異なってきます。

このことは、多くの方にご理解いただけると思います。

 

 

 

この「ターゲット」を決める際、大きく分けて、
 
先に出店エリアを決めてから、
その商圏に最も多い層をターゲットにするやり方

 

 
先にターゲットを決めてから、
その層が多くいるエリアに出店するやり方

 
とがあります。
 
どちらにしろ、「ターゲットを決める」というプロセスは、
出店に際してきわめて大切なことです。

 

 

 

どんなターゲットを選ぶかは、
当然、お店を経営する人の自由です。
 
ご自身がショップビジネスをやっていく上で、
心から「おもてなし」をしたいと思えるのはどんな人々か、
しっかりお考えいただき、決めていただければと思います。

 

ただし、ここで気を付けなければいけないのは・・・・
 
どんなターゲットを狙っても同じだけの高い売上げを出せるかと言うと、
それは、そうともいかない場合が多いのが現実です。

 
お金を持っている層、持っていない層、
お金を出しやすい層、財布の紐が堅い層、
というようなものがあります。

 

そのため、「高い売上げ」を目指したいならば、

気を付けなければいけない「ターゲット」

というものが、いくつかあることは、事実なのです。

要するに、
「なるべくならこういう人たちをメインターゲットにするのは避けた方が良い」
と言えるような人たちです。

 


「学生」は、間違いなくそうした、気を付けるべき層に入ります。
 
それがなぜなのか、どこに気を付けるべきなのかを、
いくつかピックアップしたいと思います。

 

 

 

学生をターゲットにする商売の難しさ

学生狙いの商売って・・・・
本当に、本当に難しいのです。
 
「学生をターゲットにしよう」
「学生に来てもらいたい」
 
そういう狙いで出店したお店が、
どれほど失敗してきたことか・・・・

 

勿論、決して、
「学生をターゲットにしてはならない」
ということではありません。
 
しかし、以下に挙げるような理由で、
「とりわけ注意しなければならない」
ということは間違いありません。
 
その点を押さえて、
もしも学生を狙うなら、
気をつけて出店していただきたいと思います。
 
 
学生をメインターゲットにする時2

まず前提として、学生が多い街の性質を、
 
「学生性向」
 
と呼びます。
 
これは、大学や高校、付属の研究機関がある地域によく見られます。

 

こうした、学生性向の街に出店する場合、まず念頭に置いておくべきなのは、
 
「学生は行動に強い制約がある」
 
ということです。

 

 

その理由として、
 
●通学という目的のため、駅やバス停から学校までの最短距離を歩く傾向にある

●原則として授業がある時以外の、土日や大型連休には通学して来ない

●すでに就業している人々と比べてお金をあまり持っていない
 
などということが挙げられます。

 

すなわち、
買い物や外食などでお金を使う機会も少なければ、
使う時に出費できる金額も少ない
のです。
 
勿論例外はありますが、基本的に学生がこういう性質であることは、
感覚的にも、多くの人にとって疑いようがないことでしょう。

 

 

大手ファストフード店といえども、
学生相手だけでは繁盛店には成り得なかった・・・・
という事例が数多くあります。
 
このことが、いかに学生相手の商売が難しいことかを物語っています。

 

勿論、
平日ランチタイムなどのピーク時には、
一時的に大きな売上げが生まれます。

 
しかし一方で、
夜間の時間帯や土日、夏休みなどには、
ほとんどお客さんが来ない、

なんていうことがあるのです。
 
普通の日は、ランチタイムになると、
学生が沢山押し掛けて繁盛するようなお店でも、
長期休みには閑古鳥が鳴き・・・・
 
ひどいと、月商は半分以下にまで落ちることもあります。
 
いかに学生たちを集客できているように見えても、
年間を通して見ると、売上げが落ちる期間の、
そのマイナスをカバーしきれないことも多々あるのです。

 

 

こうしたことが原因で、学生ばかりがどれだけ大勢いたとしても、
それだけで商売が成り立つかというと、
きわめて難しいということです。
 
 
 

学生が多い街でも成り立ちやすい業種業態とは

勿論、どんな商売でも無理、ということではありません。
 
学生にだって、限定的にではありますが、勿論ちゃんと需要があります。
その需要をしっかり押さえることができれば、
絶対に営業が成り立たないなんてことはないでしょう。

 

しかし、上に挙げたような学生の基本性質は、
非常に要注意しなければならないことです。

 

その上で、例えば、
 
「ランチタイムの営業だけで十分な売上げを出せるビジネスモデル」
  
を作ったり、
 
「地域の学生のほとんどが集中するTGに出店する」
 
という立地戦略を出したりなど、
きわめて慎重に考える必要があるということです。
学生を狙う場合は、こうしたところを、しっかり考えてみてください。
 
 
また別の機会に、
そんな「学生をターゲットにする業態」でも、
比較的繁盛しやすいエリアの見つけ方

についても、ご紹介します。
 
 

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