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「ラーメンを作りたい人」がラーメン屋を開業するのは、やめた方がいいと思います。

自分で店を持つなら、「ラーメンを売りたい人」でないと、なかなか成功は難しいものです。


これは、微妙な違いですが、実際はきわめて大きな差なのです。

 

 

勿論、絶対にダメというわけではないので、
ラーメン店開業を志している方々を一概に批判するわけではありませんが・・・・

「ラーメンを作りたい」だけなら、
自分が作りたいラーメンを出しているお店に雇われている方が、よっぽど幸せです。

「ラーメン屋を開業する」ということは、
「ラーメンを作る」以外のことも、
山ほどやらなければならないのですから。

 

 

「おいしいラーメンを作れれば売れる」というのは・・・・
まったくのウソではないですが、その「おいしい」の度合いは、控えめに見積もっても、
「食べログで1位になることを目指す」くらいの気概じゃなければ、ダメです。

「おいしい」の基準なんて十人十色、人それぞれなわけですから。
好き嫌いによって大きく左右されるものです。

 

大体、相当ひどいラーメンじゃない限り、ある一定のレベルを超えると、
「おいしいラーメン」と「すごくおいしいラーメン」の差なんて、一般の人には区別がつきません。

メディアに取り上げられて有名になってみんながおいしいと評価するお店を、
人は自分も「これが『最高に』おいしいラーメンなんだ」というふうに感じるだけです。
ラーメンの、細かな味の違いを正当に評価できる人なんて、そんなに多くはいません。

自分で自分のラーメンを最高においしい、と信じることは大切ですが、
それは「他の人には分からない独りよがりな感覚」であるという自覚が重要です。

 

「自分は日本一のラーメン屋だ!!」って心から信じられるくらいの、
圧倒的なおいしさを表現できるようでなければ、
「まぁおいしいけど他にもおいしいラーメンはあるよね」って思われて、
有象無象の中に埋もれていくだけなのです。

 

 

 

そして先述のように、実質的に「ラーメン屋を経営する」ということは、
「ラーメンを作る」以外にも、山ほどやることがあります。

経営・経理で数字を扱わなければいけませんし、
従業員を雇用すればその教育もやらなければいけませんし、
物件探しも勿論自力でやらなければいけませんし、
ウェブやチラシなどで販促活動をするのも自分自身です。

正直、「ラーメンを作りたい」がメインの人には、苦痛に感じられるようなこと、ばかりですよ。

「ラーメン屋の開業・経営」において、
「ラーメンを作る」という行為が占める割合は、むしろ1~2割程度です。
残りの8~9割は、「ラーメンを売る」という行為に使うことになるのです。

 

勿論、「ラーメンを作ることが嫌い」だったら、
そもそもラーメンに関わることもダメだなぁと思うわけですが・・・・笑

「ラーメンが好き」「ラーメンを作ることが好き」であったら、
そういう人が幸せになる道は、
「ラーメン屋になる」っていうことだけでは、無いと思うのです。

自分が認められるラーメン屋で雇われて働いていたっていいわけです。
他の仕事をやりつつ、趣味で自分の好きなラーメンを作ったっていいわけです。

 

 

 

「ラーメンを作りたい」から、
しかも「それを自分の好きなようにやりたい」から、
という理由でラーメン屋を開業する人は、
もう動機がちょっと、ショップビジネスをやるにしては不純すぎるので、
なかなか成功の確率は低いと思います。

無理しないよう、あまり高望みしすぎないよう、気を付けていただきたいものです。

 

 

 

ラーメンに関わらず、なんでもそうだと思いますが・・・・

 

それそのものを、自分がやりたいだけなのか、
それとも、広めていきたいのか、っていう見極めは、大切です。

自分の自己満足がベースにあるようでしたら、
決して「開業」という道が悪いわけじゃないですが、
本当にその道しかないのか、
他に自己満足に至る方法は無いのか、しっかり考えることを、オススメします。

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