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同業店の影響はプラス?マイナス?

ショップビジネスを営む人にとって、「同業店」「競合店」というのは、
気にかかる心配事のひとつであったり、
人によっては、常に頭を悩ませる難題であったりします。

 

 

同業店というのは、一般的には、

「同業店ができると、その影響を受けて、

自店の売上げが減少する」

と考えられています。

 

 

確かにそうした事例は多いため、

「同業店=競合店」

というように考えるのは、自然なことかもしれません。

 

 

 

 

しかし、実際のところ、同業店の影響とは、
決して、マイナスに働くことばかりではないのです。

 

つまり、

「同業店ができたおかげで、その影響を受けて、
自店の売上げが増加した」

という事例も、数多くあるのです。

 

こういう事例をも鑑みると、では、同業店の存在は、
マイナスとプラス、どちらに働くのが大きいのか、
気になりますよね。

 

 

 

 

 

もし、限定された同じパイ(市場)の中で見るなら、
同業店ができることによってそのパイの取り合いになるので、
自店の売上げに大きなマイナスに働くでしょう。

 

しかしながら、同業店は、「パイを広げる役割」も果たすのです。

 

互いに近い場所に2店舗、3店舗とお店があった方が、
1店舗しかないよりも、お客さんを呼び寄せる効果が高まります。

単純に考えても、2倍、3倍の視界性があり、
2倍、3倍の品揃えがあり、
品切れのリスクは2分の1、3分の1になるからです。 
 
 
 
(例:牛繁・牛角・安安と、焼肉店が3店舗もかたまっている) 
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同業店の存在によって市場は拡大する

こうして同業店が増えると、一般的にはこのように、
「市場拡大」という現象が起きると考えられています。

 

 

 

「市場拡大」には大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

 

■商圏拡大
■客層拡大
■頻度増

 

の3つです。

 

 

 

商圏拡大

例えば、昔から、
「電器店なら秋葉原、古書店なら神田」
と言われます。

これも、同業店が多数出店していることによって、
そこに1店舗しかなかった時よりもはるかに大きな
流入が生まれてくることの結果と言えるでしょう。

 

例えば、ラーメン店だとしたら、
東京駅のラーメンストリートや京都駅の拉麺小路、
池袋や高田馬場などにも、激戦区と呼ばれるエリアがあり、
周辺エリアのみならず広域から人々がやってくるようになっています。

普通、通行人をターゲットにしたラーメン店の商圏は、
おおむね半径500m圏内ですが・・・・

2km、5kmと言わず、さらにもっと広いエリアから、
多くのお客さんが来店してきていることでしょう。

 

 

客層拡大

さらには、1店舗だけだと、そのお店がターゲットにしている
お客さんしか訪れないかもしれません。

しかし、複数のお店があれば、それぞれ少しずつ、
ターゲットが違ってきますよね。
すると、A店は自店のターゲットのみならず、
近くにある同業B店のターゲットにもアプローチできることになります。

ラーメン店だって、普通に出店していたら、
場所にもよりますが、基本的には周辺住民の日常食でしょう。

しかし、前述の激戦区のようになれば、

わざわざ「観光客」などが訪れることも有り得ます。

 

 

 

頻度増

また、自店しか無かった時には、その場所に、
月に5回程度しか行かなかったかもしれません。

それが、同業店ができる(2店舗に増える)ことによって、
お客さんから見れば選択肢が増えるため、
その場所に行く機会自体が7~8回に増えたりもするのです。
(頻度増)

この時、同業店と自店の営業力が同列であれば、

お客さんはその2店舗に4回ずつ行くでしょう。
しかし、もし自店の方が営業力が高ければ・・・・
自店に6回、同業店に2回かもしれません。
  
すると、1店舗の時は来店が5回だったのに、
同業店ができたら、6回に増えます。

 

 

こうしたことが、同業店のおかげで売上げがプラスになる理由です。

 

 

 

 

 

このようにして、同業店の影響は、
プラスにも働くものなのです。

では、その割合はマイナス影響と比べてどちらが大きいのか・・・・

それは、
「同業店をいかに利用するか」
ということによります。
 
このことについては、また別の機会にお話したいと思います。

 

 

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