分析基礎データ 分析番号 00…

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分析基礎データ
分析番号
00008
業種業態
小売業店・コンビニエンスストア
店舗名
セブンイレブン 阿見掛馬店(茨城県)
所在地
茨城県稲敷郡阿見町大字掛馬1709-1
立地タイプ
ロードサイド立地
立地評価と総合所見
立地評価点数(100点満点)
53点
<点数の基準>
85点以上:きわめて高い売上が期待できる立地です。
65~84点:プラスポイントが多く、標準以上の売上が期待できる立地です。
55~64点:可もなく不可もなく、標準的と言える立地です。
35~54点:ややリスクが大きく、営業内容によっては不振店になる立地です。
35点未満:きわめてリスクが大きく、不振店になる可能性が高い立地です。
総合所見
店舗周辺2km圏内の人口密集エリアは、
このお店から見て西側に位置しています。
しかし、そのエリア内には商業集積および複数の同業店があり、
わざわざこのエリアの住民が東側に来てこの店舗を使う必然性はありません。
(人口密集エリアの人々の行動ベクトルが店舗側に向いていない)
一方で、店前道路は北西⇔南東に広域に延伸する国道であり、
少なからず広域移動の車(トラックなど)が通る道であると推察されます。
したがって、このお店のメインターゲットは、
周辺住民というよりは、そうした広域移動ドライバーになるでしょう。
店舗敷地や間口は広く視界性も良いため、
店前を往来する車の吸引は十分にできると考えられます。
とはいえ、物件前道路のすぐ南側には、
並行して走るもうひとつの道路があります。
こうした構造の地域においては、人々は2本の並行道路に分散するため、
実質的に店前道路の集中度は低いことが懸念されます。
加えて、人口密集エリア・商業集積エリア内および、
南側の並行道路沿いに、複数の同業店が出店しており、
これらの店舗からマイナス影響を受けざるを得ません。
結論としては、
周辺に人口密集エリアや商業集積エリアがあったとしても、
人々の動線や道路構造によっては、
それらのポテンシャルを効率的に吸引できるとは限らないということです。
立地分析ケーススタディについて
ブログ記事用に、15~30分程度で机上で簡易に分析した所見です。
実査をしていない(現地を直接見ていない)ため、
実際の状況とは異なる可能性があります。
そのため、立地の良否を確実に保証するものではありません。
「なるほど、こういうふうに立地を見るのか」
という学びにしていただくことが最大の主旨となります。
なお、今回の記事は別ブログにて2017年に書いたものを、
加筆修正をして掲載しています。
ブログで紹介するものは、「ケーススタディ」用に簡易的なコメントのみですが、
より精緻に机上で分析し、レポートを作成するサービスもおこなっております。
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